2012
01.06

大地堂* 「シュトーレン」「シュバルツブロート」「エリーゼンレープクーヘン」

Category: @関西その他
ずっと行きたかった滋賀県日野町にある大地堂さん。
“麦から育てる”こだわりの本格的ドイツパンやお菓子がいただけるお店です。



外のドアを開けるとさらにドア。この中がパン屋さんになってます。
遅い時間の訪問でしたが、作業中の店主さんがわざわざ出てきてドアを開けて丁寧に対応して下さいました。

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大地堂さんのパン作りは小麦の栽培から始まります。だから小麦は日野産。

さらに収穫した小麦は自ら石臼で挽かれるそうです。
挽く際の熱で小麦の風味が逃げないようゆっくりと・・・

個人的な魅力はシュトーレンが年中購入できること。
お店の中には4種類ほどのシュトーレンやパン、お菓子も並んでます。
パンにつけるものとして鹿肉のリエットなんてものも珍しいかも!

パン類はほとんど試食させていただけたので優柔不断な私には嬉しい限り。
でもどれにしよ~!(*>ω<*)

●「クリストシュトーレン」(600円/小ハーフ)

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真っ先に選んだのはオーソドックスなシュトーレン。
栽培から手間ひまを経た農林61号小麦の全粒粉を使用されています。

切るとほろほろ崩れるほどデリケートな生地。
全粒粉はグルテンが少ないので粘りがあまり出ないからだそうです。

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驚くのは香り。
レーズンにオレンジ・レモンピール、ラム酒にブランデー。
アーモンド、マジパン、甜菜糖、生姜を含むスパイス、そして全粒粉。

あらゆる香りの豪華な共演。それらが豊かに共鳴しあっています。

苦手な方には豊潤すぎるかもしれません。
それほど香りの個性は強烈に感じました。私はかなり好き!
日持ちは3週間くらいかな。周りの粉糖は少なく、甘さより香り主役のシュトーレンでした。

●「黒まめと黒砂糖のシュトーレン」(900円/ハーフ)

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大地堂さんでは二種類の小麦を扱われています。
先ほどの農林61号と、もう一つが発芽ディンケル小麦です。

ディンケル小麦(スペルト小麦)は普通小麦の原種で9000年以上の歴史ある古代穀物。
ネット情報では「ドイツでは病気の治療に利用されるほど栄養価が高く、食物繊維も豊富」、「ナッツのような風味とかみしめるほど深い味わいのパンが焼けるのが特徴」とのことです(参照HP下記)。

農林61号小麦と同じく大地堂さんで栽培されています。だから日野産。
ただしディンケル小麦に関しては種をドイツから輸入されているほどのこだわり。

そんなディンケル小麦使用の「黒まめと黒砂糖のシュトーレン」。
しっとり柔らかく炊かれた滋賀県安土産の丹波黒豆がたっぷり♪

封を開けたところから、シナモンと発芽ディンケル小麦の香りがふんわ~り。

クリストシュトーレンとはまったく違った風味。
スパイス類が異なるのもありますが、小麦の違いもはっきりわかります。

粉糖の代わりに厚みがあるほどたっぷり黒砂糖のコーティング。
これはめちゃめちゃ甘いです。私のような甘いもの好きさんにはおすすめです。

ちなみに日持ちは1週間ほどでシュトーレンにしてはかなり短め。

●「シュバルツブロート」(550円)

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なんとなんとこちらは北海道産ライ麦100%のドイツパン!なので膨らみません。
断面を見るとよくわかりますが、生地は空気感はほぼないほどみっちり詰め詰め。

そのままいただいてみると想像通り、食感はかなり重いです。
ただ噛み進めるほどにライ麦の粒の食感が感じられ、風味がゆっくりと広がっていきます。

軽くトーストすると不思議とふっくらさっくり。風味も食感も軽くなりました。
そのままでも、トーストにしても、チーズがほんとによく合います!

イーストは入っていますがサワー種は入っていないようです。
なので、一般的なライ麦パンほど酸味は強くない…ような?(すみません自信ありません)
ライ麦の本当の味、というと変かもしれませんが、それが味わえる貴重な一品です。

●「エリーゼンレープクーヘン」(450円/2枚入)※冬季限定

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レープクーヘンは小麦粉やライ麦粉に蜂蜜やスパイスを使って焼いたケーキの一種。
ドイツではシュトーレンと同じくクリスマスの定番です。

童話『ヘンゼルとグレーテル』に登場する魔女のお菓子の家にも使われているとされ、ドイツやスイスではクリスマスにレープクーヘンを使ったヘクセンハウス(魔女の家)がお店に並ぶと。良いなぁ♪

一説にはクッキー等の原型とも言われ、14世紀頃には文献に名前の見られる古来の焼き菓子。
種類が色々あるそうですが、中でも有名なのがニュルンベルク市の修道院で作られてきた「エリーゼレープクーヘン」で、今のドイツでは高品質のレープクーヘンに限りこの名前がつけられるとか。

大地堂さんの「エリーゼレープクーヘン」はツルツルの白いオブラートの上に生地が乗っかってます。

どのスパイスをどれくらい使用されているかはわからないのですが、シナモンとかですね。
香ばしいヘーゼルナッツも加わって、こちらもうっとりするほど香りが豊か。(*´Д`*)

砂糖とは違う蜂蜜の甘みも独特の風味の決め手。
チョコとアイシングの二種類ありますが、チョコの方が風味は強く感じました。

外見はさっくりしたクッキーのようですが、食感は粘りがあってむーっちり。オブラートも食べられますΣd

レープクーヘンをいただいたのは初めてでしたが、フランス菓子のパンデピスのクッキー版みたいな印象でした。美味しかった☆

ドイツで修行されてきた店主の中田さん。
パンやお菓子を実際にいただくと、そのこだわりをよりいっそう強く感じます。

小麦は専業農家をされているお義兄さんと作られているそうです。
並行作業のためパン屋さんの営業は金曜~月曜日の4日間。
お店には陶芸家のお姉さんの作品も並んでします。

ふつふつと情熱の湧き立つドイツパンのお店、大地堂さん。
ご自宅の蔵を改築されたという古民家風のお店はどこか温かみがあって素敵。

車でも電車で行くにしてもアクセスは良くはありません。
だから通販は便利ですね。でもぜひ一度お店に足を運んでほしい~。

私もまた近くを通りかかった時にはうかがいたいと思います!
ごちそうさまでしたー♪

HP* Link
[大地堂]
http://www.daichidou.com/
[参照:大地堂取材記事]
http://www.gaido.jp/suteki/suteki.php?ID=193
[食べログ]


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コメント
はじめまして。

日本にもこのようなお店があるのですね!びっくりです。

和風のシュトーレンってちょっと不思議な感じですね。レープクーヘンは私のイメージとは少し違っていてびっくりしました。
茉莉花の香dot 2012.01.08 19:24 | 編集
> 茉莉花の香さん
返信が遅くなってすみません。
はじめまして。コメントありがとうございます。

分かりづらい場所にはありますがとても素敵なお店です。
生姜のシュトーレンなどもあって、ドイツパンに日本人の嗜好を取り入れられている試みは大地堂さんならではといった感じもしますね(^-^*)

レープクーヘンは私は初めていただいたので他店やドイツのものと比較ができませんが、スパイスが効いてとても美味しくいただきました♪
くりかのKondot 2012.01.30 06:32 | 編集
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